2010年10月4日月曜日

アキバならではのゲーム機

 1983年7月15日はゲームフリークにとって記憶しておくべき日です。この日、任天堂が「ファミリーコンピュータ」 (Family Computer)を発売しました。メーカー希望小売価格は1万4800円の家庭用ゲーム機は、発売当初はあまり話題になりませんでしたが、クチコミ効果が広がりはじめ、マリオ発売以降、爆発的ヒット商品になりました。当時、入荷すれば右から左へと売れ、入荷見込みも立たず、予約さえ受けることができなかったことを思い出します。任天堂は、ファミコン発売前、ゲーム&ウオッチでデジタル玩具が生み出す利益とアナログ機器と比較して圧倒的な部品点数の少なさに着目したはずです。同時期、小生はソードのM-5に熱中していましたが、すぐにファミコンに夢中になりました。


 もうすぐ30歳を迎えるファミコンですが、本体と同時発売したゲームソフト『ポパイ』『ドンキーコング』『ドンキーコングJr.』だけでなく、『ピンボール』『マリオブラザーズ』などのROMカセットは、未だにアキバの中古ゲーム店で流通しています。ソフトだけではありません。アキバには「FC DUAL」というファミコン及びスーファミが一台で遊べるハードまで販売中です。スーファミのROMカセットはファミコンのソレより健在で、名作も数多く、入手に困ることもありません。写真のように実売価格は4980円程度ですから、スーファミゲームで遊びたいヒトが厭わず購入していきます。


 小生もいたずら半分で入手しました。「FC DUAL」はファミコンとスーファミ互換機ですが、ご覧のように、利用できないソフトもあります。この理由は、正確にはアメリカ版のNESとSNES互換機だからです。内部はファミコン同様ですが、ROMカセット差込口の形状が違うので、同梱されているファミコン用アダプターを使用します。スーファミとSNESはコネクターが同じですからアダプターは不要です。「FC DUAL」のコントローラー端子はスーファミ規格ですから、スーファミコントローラーを接続して遊べます。S端子ケーブルも同梱されていますが、ファミコンプレイ時はコンポジット接続で使います。課題はサウンドで、NES互換仕様ですから拡張音源は鳴りません。まっ、値段が値段ですから妥協できます。「ゲームの名作はスーファミに尽きる」と考えている小生は満足しています。


【島川言成のメッケたぞ!】もご利用くださいませ。

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