2010年5月26日水曜日

ワシントンホテル再開


 Windows 95の取材で深夜のアキバを歩き回り、ワシントンホテルのロビーで休憩をとっていたら、マイクロソフトのEさん、Sさんと出くわしました。当事者である彼らは、同ホテルに宿泊して、翌日も広報活動に勤しむとのことです。「ホテルはどうですか?」と訊けば、「設備がいまいちなんですよね」と話していました。
 
 そのワシントンホテルが建て替えのための休業に入ったのが、2008年3月末。建造物とは、あったなあと思うと、いつのまにか消失して、あれれ、できてきたなぁと思うと、さっさかできあがるものですね。2010年5月15日、営業を中断していた秋葉原ワシントンホテルが新装開店と相成りました。
 
 ホテルは、地下1階、地上14階建て。シングル354室とツイン15室(内1室はハンディキャップ対応)の合計369室。ホテルは3階以上のフロアで、1階は、エントランスと「ドコモショップ」、32台収納可能な駐車場、2階はファミレスの「デニーズ」と奄美・鹿児島・沖縄料理の「麹蔵」のテナントが入り。
 
 リニューアル後のシングルルームは、以前の11㎡から少し広くなって15㎡。宿泊料金はシングルルームAの1人利用が1万3000円、同Bが1万4000円。別に15室用意されているツインルームは、21㎡で1名で利用しても2名で利用しても2万3000円。まっ、駅至近のビジネスホテルだと考えるべきでしょう。
 
 最上階の13階と12階の2フロアには“快眠ルーム”(25000円)と名づけられたツインルームが1室ずつ合計2部屋。ココは通常タイプのツインルームよりゆったりした造りで、照明にも仕掛けがあるが、小生が宿泊する可能性はゼロに近いので無視。
 
 それより、デイユースプランのほうに興味あり。このサービスを使えば、シングルルームを12時から18時までの6時間利用できる。料金は6500円だが、プチ家出には丁度良いかもね。

2010年5月2日日曜日

そろそろ摘発もありそうな

 GWのアキバは大混雑。もはや電気街から混沌街に変貌した場所ですから、家電・アニメ・ラジコン・トレカ・フィギュア・メイド・AKB48などなど行き先は様々。街行くヒトたちの声を聴けば、国内だけでも関西弁から東北弁まで聴こえてきますし、外国語では中国語・フランス語・英語・ハングル・スペイン語も耳にします。混沌街は人種も比例しているわけです。
 
 路地裏雑居ビル階上が定位置とされていたメイドカフェも、現在ではアキバのメインストリートである中央通りに近づきつつあります。実際、アキバの路上では、メイドファッションのおねーちゃんがビラ配りに熱心です。千代田区の条例を厳密に適用すれば、彼女たちも排除されることになるかも知れませんが、職務質問に熱心な警官も見て見ぬふりをしています。
 
 メイドカフェとは、風営法に引っかからない喫茶店商売の変形に過ぎません。ですから、その多くは、食品衛生法に基づいた飲食店の許可を受けて、コーヒーやケーキを出しているに過ぎません。店舗の個性を示すために、ウェイトレス姿をメイド姿に変え、アニメ声で「いらっしゃいませ、ご主人様」とか「お帰りなさいませ、お嬢様」とやっています。
 
 参入障壁が低い商売ですから、あっという間に競合店だらけになってしまいました。競合はサービスを工夫させます。それが風営法ギリギリのグレーサービスです。実際に風営法業者もいますが、それでは手間だからと、表向き喫茶店が圧倒的多数です。グレーサービスはいろいろです。特定客との談笑、来店客とゲーム、マッサージなどなど。
 
 警察が解釈を厳格化したら風営法に抵触しますが、アキバでは平然と行っているお店もあります。もっとも、お店はサービスを強要しているのではなく、メイドが個人で勝手に行動しているというのが、所轄の万世橋警察署の見解と考えられます。ただし、あくまで現在の見解で、何かの事件が発生すれば、途端に見解を転換するのが権力です。メイドリフレ、膝まくら耳かきあたり……危なそうですね。