2010年5月2日日曜日

そろそろ摘発もありそうな

 GWのアキバは大混雑。もはや電気街から混沌街に変貌した場所ですから、家電・アニメ・ラジコン・トレカ・フィギュア・メイド・AKB48などなど行き先は様々。街行くヒトたちの声を聴けば、国内だけでも関西弁から東北弁まで聴こえてきますし、外国語では中国語・フランス語・英語・ハングル・スペイン語も耳にします。混沌街は人種も比例しているわけです。
 
 路地裏雑居ビル階上が定位置とされていたメイドカフェも、現在ではアキバのメインストリートである中央通りに近づきつつあります。実際、アキバの路上では、メイドファッションのおねーちゃんがビラ配りに熱心です。千代田区の条例を厳密に適用すれば、彼女たちも排除されることになるかも知れませんが、職務質問に熱心な警官も見て見ぬふりをしています。
 
 メイドカフェとは、風営法に引っかからない喫茶店商売の変形に過ぎません。ですから、その多くは、食品衛生法に基づいた飲食店の許可を受けて、コーヒーやケーキを出しているに過ぎません。店舗の個性を示すために、ウェイトレス姿をメイド姿に変え、アニメ声で「いらっしゃいませ、ご主人様」とか「お帰りなさいませ、お嬢様」とやっています。
 
 参入障壁が低い商売ですから、あっという間に競合店だらけになってしまいました。競合はサービスを工夫させます。それが風営法ギリギリのグレーサービスです。実際に風営法業者もいますが、それでは手間だからと、表向き喫茶店が圧倒的多数です。グレーサービスはいろいろです。特定客との談笑、来店客とゲーム、マッサージなどなど。
 
 警察が解釈を厳格化したら風営法に抵触しますが、アキバでは平然と行っているお店もあります。もっとも、お店はサービスを強要しているのではなく、メイドが個人で勝手に行動しているというのが、所轄の万世橋警察署の見解と考えられます。ただし、あくまで現在の見解で、何かの事件が発生すれば、途端に見解を転換するのが権力です。メイドリフレ、膝まくら耳かきあたり……危なそうですね。

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