ただ、そうした品々が昭和30年代風喫茶店に似合っていることは理解できます。扇子に書かれたお品書きを見て、多分、驚くのが価格です。浅草に有名甘味店Uがありますが、ココの白玉あんみつは、あそこの数割も安いのです。珈琲(ココは漢字の方がお似合いです)も同様で360円。注文すれば、作りおきしたソレが伊万里焼の茶碗(コーヒーカップのことですよ)に注がれて出てきます。高いじゃんと文句を言うヒトはマック、タリーズ、ドトールあたりと比較してだと思いますが、サービス業はロケーション代も費用のうちです。それと、現在は開放しているかどうか確認していませんが、以前は地下で飲むこともできました。多分、アキバで最も“静か”を味わえる場所だと思います。
小生と違って鑑識眼をお持ちの老女から聴いたのですが、「あそこのレジのわきにもある大皿は、大変価値のあるものよ」だそうです。「値段は?」と無粋な質問はしませんでしたが、きっと大変な価値程度の価格なのでしょう(笑)。一階にはカウンターが6席。こげ茶色の木目ある4人がけテーブル机が3つあります。店内奥に大きめのテーブル机もあります。その横に囲炉裏があり、寒い季節には、実際に火を入れています。地下へ続く階段は…実際に「古美術茶廊 伊万里」に入って探してみてください。ちなみにお酒類は一切扱っていません。
【島川言成のメッケたぞ!】もご利用くださいませ。
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