2010年3月4日木曜日

ヤマダ天津進出は“飛ばし”なの?

 2月25日の日経新聞夕刊で、ヤマダ電機が中国・天津市に出店する意向を明らかにしたと報道されました。8月に市中心部の商業施設にテナント出店するそうです。売り場面積は3万平方メートル前後ですから、池袋の日本総本店を超える規模ですね。いよいよ、中国進出ですか。

 国内にあってヤマダは家電量販店のリーディングカンパニーです。ただし、売上高だけを見た場合の話です。ヤマダの店舗数は、2009年度を見ると700店弱。これに対して、ヨドバシカメラは20店舗。ロードサイドから出発したヤマダには効率のよろしくない店舗が数多いのです。

 ただし、ヤマダ各店がヨドバシ並の販売力を示したら大変です。日本中のIT・家電企業は本社がある高崎詣での毎日となりますね。小生、「高崎」駅構内でこんな会話を聴いています。「カネが出せないなら、ヒトを出せってことでしょ」「ヤマダさんも、そこらを考えてるね」。

 日経の報道を確認したロイターに対し、ヤマダ広報は、「何も決まっていない。2010年中には中国に第1号店を出すべく準備しているが、まだ調整中。第1号店が天津になるかどうかも決まっていない。いろいろな地域で調整している」と述べました。日経の“飛ばし”なのかナ。

0 件のコメント: