2011年11月15日火曜日

トヨタ×ユニクロ×コトブキヤ


知れば知るほどコトブキヤ
「壽屋」と書くよりも、アキバで同店を知ったヒトたちは「KOTOBUKIYA」と表記したほうがピッタリするかも知れません。戦後の1947年6月、清水一郎さんが立川で玩具店を開きました。当時は日本中が物資を求める時代でしたが、子供向けの玩具も同様で、戦災で焼けてしまったソレを、子供を愛する保護者たちが求めました。「昔しは、日本中から買い付けに来ていたよ」と教えてくれたのは、蔵前にある玩具問屋「久保商店」のご主人(故人)でした。そんななかに、1953年1月に有限会社を設立した壽屋・代表取締役清水一郎さんもいたのではないでしょうか。


 違うね、「KOTOBUKIYAじゃなくてコトブキヤ」と指摘されるヒトは、古くから同店に通っていた立川周辺の方だと思います。ご指摘の通りで、1967年6月に立川の第一デパートに人形と玩具「壽屋」(現在の「コトブキヤ 立川」)を開店しました。商号はずっと使われていたのですが、日本人が母国語で多用する漢字を読めなくなり、店名を「コトブキヤ」に改称したのが1981年7月のことです。同店の先見性は、1983年7月に通信販売事業を開始したことからも分かります。親のDNAは二代目社長清水一行にも継承されました。1986年6月に就任された二代目が始めたのは自社商品の提案です。1989年7月、完全可動式のモデルキットを発売。まさに、メーカー入りです。
   
店頭効果もコトブキヤ
 以後、『新世紀エヴァンゲリオン』キャラの「綾波レイ」「エヴァンゲリオン初号機」を立体化、フィギュアブームを起こしました。さらにトイブランド『ARTFX』を立ち上げ、「ファイナルファンタジー」などソフビやPVC製スタチュー商品も展開します。2000年3月にはKOTO INC.を米国カリフォルニア州に設立しています。多店舗展開は「コトブキヤ 日本橋」翌年から開始。映画『スター・ウォーズ』関連商品も展開。ラジ館の「コトブキヤ ラジオ会館」ができたのは2004年6月で、話題キャラの立体化が得意技になりました。ラジ館上層階にあったコトブキヤが1階に増床した2006年12月には、電気街を電気外させたショップの代表格と認識されました。
 
パープルガシャポンコトブキヤ
 現在の「コトブキヤ秋葉原館」が開店したのは、今年の3月のことです。ココは「LAOX Mac館」から「ジーンズメイト秋葉原店」に転生した後の姿です。コトブキヤは、すでにグローバル企業だと指摘できるでしょう。中国工場が既にありますし、『スター・ウォーズ』のキャラ「C-3PO&R2-D2」立体化で、スター・ウォーズオフィシャルサイトから“Best of 2006”を受賞しています。「TIME(US版)」のHALO特集号でも、同社立体キャラを取り上げられ、2010年12月にはワーナーブラザーズ最優秀ハードライセンス賞を受賞しています。トヨタ、ユニクロ、コトブキヤが世界60か国のなかから、5部門中3部門を受賞したのです!


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