2011年12月10日土曜日

再認識はコンセプトカフェの氾濫から

喫茶店の王道をオトナは受け入れます
 アキバの喫茶店がカフェと名前を変え、ソレがコンセプトという言葉を付加されて、「○○カフェ」の誕生です。アキバでは○○にメイドが入ったメイドカフェが一般化しましたが、斬新な発想ではありません。1966年に開店した「純喫茶コロナ」は、1988年10月の改装で「炭火珈琲庵 古炉奈」に改称、駅至近ながら分かりにくい場所にあることから、電気街で働く店員やアキバ好きの人々の共感を得ていました。2009年、小生は、同店関係者から呼び出されます。「今度、古炉奈が中世西欧をコンセプトにしたカフェに変わるんだけど、なにかアイデアがあるかナ」ですと。
 
時代のインフラを見落としません
 コレが「欧風ギルドレストラン グランヴァニア」です。説明を聞けば、本質はメイドカフェ派生型と理解できました。そう、コンセプトカフェは飽きられない時間とのバトルです。ソレを指摘すれば、対応策を準備していました。深夜営業許可を得る準備を完了していて、週末は翌朝まで営業だそうです。なるほど、現在のグランヴァニアは固定客もついて、なかなかの繁盛ぶりです。路地裏の某カフェと異なり、健全に楽しめるカフェになっています。後は、マンネリの空気が流れていないか、常にチェックを怠らないことです。小生がMCをやるニコニコ生放送はいかが?(アブナイかも)
  
 さて、アキバ中が、ネコからメガネまでのコンセプトカフェだらけとなったので、逆にオトナたちから好感のマナザシで再認識されるようになったのが、店頭公開企業の「銀座ルノアール」です。アキバにも複数出店する同喫茶室は、ゆったりした座席とアニメ声の喧騒から距離を置くクツロギに満ちています。「それじゃ、アキバで打ち合わせしましょう」というとき、小生は電気街口と昭和通口のルノアール系を使い分けています。もちろん、現代のインフラである無線LANサービスとAC電源にも、大半が対応しています。店内にはノートPCで作業中のヒトがどこかにいます。
 
ユニークなサービスも忘れません
 頭のてっぺんから足のつま先まで融通が利かない官公庁関連組織に対して、この20年間のアキバ各店は、微に入り細に入りというサービスを追い求め続けています。銀座ルノアールも同様で、価格とサービスに応じた、「喫茶室ルノアール」「Cafeルノアール」「NewYorker's Cafe」「 Cafe Miyama」「マイスペース【貸し会議室】」で利用者ニーズに広く応えています。そうそう、ルノアール系のモーニングサービスとドリンクのユニークさをご存知のヒトもいるはずです。ドリンク+60円からあるソレは、規制の飴をおしゃぶり中のエキナカ企業の再考を促していると断じます。 



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