2011年7月5日火曜日

キャラに近づける街

エレベーターの扉にもキャラがいます
 日本が発信するキャラクター(以下、キャラ)は世界で通用します。ことにマンガ、映画、アニメ、コンピュータゲームなどの登場キャラは、フランス、イタリア、台湾などに熱狂的ファンがいます。東大教授からレクチャーされたのですが、IQレベルの高い大学ほど、日本発のキャラに熱中するとか。「どうしてなんですか?」「日本のマンガやアニメは、他国のソレと比較すると、ストーリーが深いんですね」「なるほど、ハマったヒトが離れられなくなるんだ」「その通りです」。アキバには、そんな外国人も来訪します。
 
 キャラの歴史は擬人化やデフォルメ化でもあります。「鳥獣人物戯画」(鳥獣戯画)のほうが一般的かも知れません)をご存知ですか? 知らなければググってください。京都市右京区の高山寺に伝わるコレは、ウサギ・カエル・サルなどを擬人化した甲巻が有名です。ディズニーがアニメを開拓したとする説がありますが、ことキャラの歴史に関していえば、小生は「鳥獣戯画でしょ」と強弁します。マンガの原点だとも指摘できるでしょう。制作年は、12世紀から13世紀とされています。日本人のキャラ化は歴史が違うのです。
 
女性向けゲーム売場の案内もキャラ
 小生は手塚治虫が生み出したキャラに、少年時代、ハマりました。「漫画の神様」の作品は、ストーリーの完成度が違っていました。鉄腕アトムのシールを集めるために、何個のマーブルチョコレートを買ったことでしょう。ディズニーのアニメは手塚に多大な影響を与えましたが、小生は「ジャングル大帝」「火の鳥」で、シリアスかつ奥行きのあるストーリー漫画は、日本の文化に昇華したと考えています。「三つ目がとおる」の“わとさん”に萌えた時期もありましたね。手塚がいたから、ガンダムもエヴァも生まれたと思います。
 
 2011年6月30日から7月3日まで、フランス・パリノール ヴィルパント展示会会場で「第12回ジャパンエキスポ JAPAN EXPO」が開催されました。昨年のコレには、フランス国内だけでなく、ヨーロッパ諸国から、なんと17万4千人の来場者を記録しました。国策としてコンテンツ産業を優遇している韓国が、昨年から参加していますが、世界に通用する立つキャラを提案できるのは、まだ日本です。ジャパンエキスポの来場者たちが一番行ってみたい場所がアキバなのです。アキバはキャラに近づける街なんですね。

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