2011年3月26日土曜日

貴重な四分の一

愛三電機周辺(クリックで2段階拡大)
 アキバで有名な交差点ならば、あの事件が発生した中央通りと明神下通りの交差点です。時代の流れは景色を変貌させます。小生の現役店員時代、この交差点は日通本社、西村電機、ヤマギワ本店、愛三電機がありました。ソレが現在はどうでしょう? 日通本社は住友不動産ビルに、西村電機は大黒屋に、ヤマギワ本店はソフマップ本館に、変わりました。そうなのです、ただ一つ残っているのが1949年6月1日設立の愛三電機です。ネットワークケーブルに興味をお持ちならば入店してみることをお勧めします。


 愛三電機は、フジクラ、住友電気工業、沖電線、アドバンストケーブルシステムズ、三菱レイヨン、旭硝子、NTT-AT、NTT-MEなど大手数十社の光通信部材、ネットワーク機器の特約代理店だけでなく、自社製ケーブルなども取り扱っています。また、パーツ、スイッチ、ルータ、無線LAN、RFID、光パーツなども販売しています。老舗のお得意さんは実に多彩です。NEC、NTT、KDDI、IIJ、日本テレコム、ソニー、リコーなどの有名企業だけでなく、東大、京大、筑波大、慶応大などの有名大学から研究所、官公庁、大使館まであります。


1949年設立(クリックで2段階拡大)
                                      以前、何かのシンポジウムで河合洋社長のお話を聞いたことがありますが、ソレによれば、アキバは新しい物好きが集まる場所で、以前のアキバでは新しい創造的なビジネスを気軽に始められる空気があるとのことです。なるほど、ご指摘のDNAは現在のアキバに引き継がれていて、昨今のコンセプトカフェ出店ラッシュにも温かい目で見ています。ただし、河合社長は、「近年、巨艦店の進出や地価の高騰で、気軽に創造的なビジネスをはじめることが出来なくなった、環境が変わって心配だ」と危惧していました。なるほど、電気店やPCパーツ店が去った後には、日銭を稼ぐことができる飲食チェーン店がオープンするようになり始めています。

デフレ不況に喘ぐ小生を救う【島川言成のメッケたぞ!】でお買い物してね!

0 件のコメント: