2011年3月25日金曜日

アキバ以前を知るレザーショップ

 アキバのメインストリートである中央通りで異彩を放っているお店に「唐澤商店」があります。女子美に通っていた過去のガールフレンドはレザークラフトをやっていたので、かつて、このお店を案内してあげたことがあります。その破顔大笑ぶりに驚きました。「す、すごーい、こんなに安いお店見たことなーい」と声を出しました。「どうしてアキバにこんなお店があるの?」「だって、ココはアキバが電気街になる前からあったお店だもん」。若かりし小生が教えてあげました。


唐澤商店(クリックで2段階拡大)
創業は明治33年のレザーショップが唐澤商店です! その頃のアキバは下町商店街であり、その名残が練り物の「構雄三商店」であり、すだれ専門店の「田中すだれ店」です。皮革・靴・靴素材に興味をお持ちでしたら、まず足を運んでみてください。その実売価格は、クラフト関係の有名店と比較したとき、爆安だと理解できるでしょう。店頭では革靴も販売していますし、店内の皮革の豊富なこと。革は小さなハギレ革から大きな1枚革まで揃っています。動物愛護の方々から文句を言われるかも知れませんが、「在るモノは使う」べきです。


 鞄や靴を趣味で作るヒトたちにとって、「唐澤商店」は聖地にも等しい場所です。案内した女性は仔牛の革のカーフを大量に購入しましたが、キップ、ステアも販売してますし、ピッグスキン、ゴードスキン、ラムスキン、シープスキンなども入手できます。ちなみに、本底・中底・月型・先芯・細皮・はちまき・化粧かかとなど、革靴を作るための材料まで揃えています。千代田区の作戦なのか、フツーの街化が進んでいるアキバですが、小生はソレではどこにでもある街になってしまうと考えています。「唐澤商店」のようなとんがったお店を大切にしましょうよ。

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