2011年10月10日月曜日

どこを推奨するか(悩みます)



どこのドネルケバブかナ?
 複数のドネルケバブを売るお店がアキバにあります。作り方の基本は、各店のオリジナル調味料に漬け込んだ牛薄切り肉を広げて、ドネルケバブグリル機の串に順に刺しています。「スターケバブ」では、牛薄切り肉の合間と上部に牛脂を使っています。このほうが焼いたときコクが出るとか。次に牛脂や切り落とした牛肉を挟みながら積み上げて円錐形を作ります。均一に火が通るように、余分な肉を切り落とながら成形していきます。「スターケバブ」では、円錐形が崩れないようにラップで巻き上げています。後は大型冷凍庫にストックしています。あっ、そうそう、ドネルとは「回転する」という意味です。

ホンモノが売りの
スターケバブ
 1995年から移動販売を開始したスタードネルケバブは、文字通りアキバの老舗です。日本では道路は警察の管理下にあり、好きなところに停車しての路上販売は禁止行為です。実際、ワシントンホテルの反対側で、万世橋警察署のパトカーに注意される姿を、何度も目撃しました。アキバ最初のケバブ屋さんはコダワリだらけです。天候と相談して、その日に売り切る分のドネル肉をケバブ工場から秋葉原店へ運んで、グリル機にセットして加熱調理しています。肉のカタマリを串に刺すとか串に薄切り肉を巻くという噂もありますが、多分、見た目から判断でしょう。スターケバブはウチこそ本物意識が強いですね。

アメ横パワーの
モーゼスさんのケバブ
 ただし、製法は一定ではありません。ミンチ肉を重ねて作る、薄切り肉の間にミンチ肉を挟んで積み上げる、といったケバブもあります。「モーゼスさんのケバブ」(元キングケバブの場所)「シディーク AKIBAカレー館」を食べ比べてはいかがでしょうか? アキバの老舗ケバブ屋さんは、肉にもコダワリがあり、牛もも肉の薄切りだけを使うとか。ドネルケバブはボリュームを出すために、薄切り肉を重ねた合間に挟み込みますが、成形過程で切り落とした薄切り肉の細切れです。このほうが原価を落とせるという噂もあります。歯の悪いヒトはミンチ肉のケバブのほうが食べやすいことでしょう。


激安ケバブならば
シディーク Akibaカレー館
 移動販売はヤワなハートの持ち主がやれば、所轄警察署の執拗なまでの注意に、途中でとん挫するものです。スターケバブを開業したムスタファさんは、移動販売からアキバの居店に転じました。現在は秋葉原本店と秋葉原2号店(アキバテラス店)だけでなくケータリングサービス、食材販売やトルコ観光案内にまで業容を広げています。ちなみにムスタファさんはトルコ人ですが、奥様は日本人で、トルコ共和国籍かつ日本国永住許可を取得されています。どこのケバブを推奨するかと質されたら、答えに窮しそうです。老舗、アメ横、激安を食べ比べてみてください。


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