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そんなジャンク品を購入するヒトはどういうヒトなの? はい、実にさまざまです。理工系の学生から教授もいれば、組み立て大好きマニアもいます。ジャンク品の購入後、内蔵部品を取り出して何かに使用するヒトもいます。ジャンク品にも経年劣化がありまして、たとえばPCの場合、MS-DOS時代からWindows3.1頃のモデルは、まずゴミとして扱われます。新OSが発表されるたびに、過去のOSに対応したモデルの価値が下がると考えてください。「ソレでもLinuxのメールサーバーに使える」と話した某大学教授を知っています。
ユニークなジャンク品活用をしているのが、美術関係の方々です。ジャンクアートという分野があり、LEDなどのジャンク品を大量購入して、ソレを芸術作品に仕立てあげるのです。まっ、どんな使い方も容認されるのです。経年劣化や損傷が見られないけど、ジャンク品というケースもあるのですから。以前、「どうしてこんな美品が流通するの?」と質問したら、「コンテナで買ってるからだよ。たまに、こんなお宝が入っているときがあるんだ」と教えられました。台湾や香港の商社と取引しているアキバのショップでのことです。コレだから、アキバ歩きは止められません。
ジャンク品はどこから入荷するのでしょうか? これまた実にさまざまです。PCの場合、リース業者が大量に持ち込んでくることがありますが、中古オーディオ機器や電子楽器などは、製品として市場価値がありませんから、部品に解体して売り込みにくる業者がいます。アキバには、戦後、米軍放出ジャンク品を使用したラジオ組立屋や無線機屋さんがいました。もっとも現在は、そんな手間より新品を購入するヒトばかりですが。現在注目されているのが、半導体に利用されている貴金属やレアメタルなどのリサイクルです。アキバは含有率の高い都市鉱山という一面もあります。
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