Ajuba-Ichiの入り口(2クリックで拡大) |
2001年12月に東京都は都保有地だった秋葉原駅電気街口周辺の秋葉原1街区および3街区(千代田区外神田1丁目および外神田4丁目、一部は旧神田市場跡地)の約1万5730平方メートルを、事業計画と買収金額を総合的に審査するいわゆるコンペ方式で公募を実施しました。その結果、2002年2月にNTT都市開発・ダイビル・鹿島建設からなる共同計画案が採用されたのです。オフィス・高層マンション・飲食店・商業施設・産官学連携施設・情報ネットワークシステム施設・ショールーム・各種イベントホールとじゃんがららーめん全部入りのような計画でした。
お隣りのダイビルなどを含めた、いわゆる「秋葉原クロスフィールド」が、2006年3月9日にグランドオープンしました。ソレはソレで結構なことですが、現在に至るまで、当初の計画だった産・官・学の交流がうまく流れているとは思われません。典型的な事例は、ハイビジョン対応インフォメーションパネル「秋葉原UDXビジョン」が設置されているUDXビル2階のイベントスペース「アキバ・スクエア」でしょうね。立地条件で考えれば、毎日のように、何がしかのイベントが開催されると考えられるのに、その利用料金の高さと中途半端な広さから、月に数回、イベントが開催される程度です。後発の「ベルサール秋葉原」に負けています。
秋葉原クロスフィールドは、非上場の「クロスフィールドマネジメント」が実質的な管理を請け負っています。株主は、NTT都市開発・ダイビル・鹿島建設であり、ビル管理・清掃・テナント開発・イベント・渉外などを行っています。絶対に潰れそうにない企業が株主ですから、アキバ・スクエアの利用状況がどうたれこうたれなど考える必要がないのかも知れません。タマにオタ芸などが見られるイベントがありますが、その大半は就活関連です。小生はレストラン街の「Akiba-Ichi」を利用するときがありますが、行き帰りに寂しさを演出するアキバ・スクエアを見て、「本気入れんかい!」とココロのなかで叫んでいます。
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