2012年3月12日月曜日

アキバおむすびを牛耳るのは?

3個食べたらお腹いっぱいの権兵衛
 ヨドバシアキバの「おむすび権米衛」です。ココを運営する「イワイ」の岩井健次さんは、おむすびで日本の農家を救うという高い理念の持ち主です。おむすびは店舗で丁寧に作ることが売りで、その理由は「本来お母さんの愛情を最も感じる日本人の基本食であり、その愛情は手を通じて直に伝わっていくもの」とHPで案内しています。小生は初めて食べたとき、まず大きさに驚きました。コンビニおむすびと比較すれば、その違いが分かります。市販品の約1.5倍のごはんを、つぶさずにそっとむすんだらこの大きさになったとか。まっ、食べてみてください。その価値ありですから。


 画像にあるように「手むすび」「大きさ」「ふんわり」「手渡し」が権米衛の4つの特徴です。驚くのは出店場所で、相当の費用が必要な一等地ばかりに出店中です。東京だけで30店舗以上もあり、あの舞浜のイクスピアリにもあるんですね。もちろん、採算を考慮した出店だと思いますが、白米、玄米、混ぜご飯などのおむすびは、100円の塩むすびから250円の天然紅鮭とイクラの親子むすび程度の価格帯です。つい、費用分解や純利益を計算してしまいます。環境保全型農業の推進や日本の食糧自給率の向上に取り組む姿勢は理解できても、ビジネスは競合他店に勝ち続ける必要もありますから。
 
もう少し工夫をのおむす人
 アキバにはドンキの1階に「おむす人(Omusubito)」ドン・キホーテ秋葉原店があります。コチラのこだわりは「ぬくもり」「素材」「縁結び」で、実際、「縁結び」という会社が運営しています。惜しむらくは、コンビニおにぎりに少し高級感を与えた印象という点です。「おむすび権米衛」の個性が光るソレと比較したとき、さらに突出した工夫をと指摘したくなります。たぶん、自覚しているのでしょう、唐揚げ・コロッケ・メンチカツなどのサイドメニュー販売もしています。デリバリーサービスにも熱心です。ドンキ前店は路上に合わせた運営なのかも知れません。


 ちなみに、アキバの駅ナカに、現在は余所に移転しましたが、「おにぎり専門店“ほんのり屋”」がありました。JR東日本系列のJEFBが運営していたお店で、「おおっ、懐かしい!」と思い出したヒトもいるのでは。もしも、食べてみたければ、東京駅の駅ナカで食べられます。小さ目のおにぎりですが、蛸めしむすび、鹿児島黒豚焼肉むすび、鰤の照焼むすびと、他店の追随を許さないユニークおむすびと出会えます。中の具も結構な量が入っています。おむすびにしては、値段が少々割高に感じますが、ココの天むす、好きですね。


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