2012年3月3日土曜日

ゲーセンもアキバで増加中!

クレーンゲームはゲーセン入り口の定番です
  アキバは、その時代の要求に応じて転生する街で、常にイマが求めるモノ・サービスに溢れています。アタリから始まったビデオゲームは、アキバで2つの道を歩み出しました。一方は家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機に見られる売るモノであり、他方は業務用ビデオゲーム機として遊ぶモノです。任天堂やソニーの家庭用ゲーム機を、持つべきヒトが持つようになると、ヒトはさらなる興奮を求めてゲーセンに回帰します。世界を驚かせるゲーム機ならば、アキバのゲーセンで味わいましょう。「あんなんで商売になるの?」と高齢店員が話しますが、日銭を稼げるビジネスは強いのです。


ちゃぶだい返しは日本ならでは
  一回100円だとして、家庭用ゲーム機よりも没入感を得られる格闘、シューティング、ガン、音ゲー、レース、クレーンなどの各ゲームにハマってくれれば、ヒトは納得するまで100円玉を機械に投入し続けます。さらにお金を使わせるべく、疑似ギャンブルゲームのメダルゲーム(スロットマシン、競馬ゲームだけではありません)、各種自販機(写真シール自販機やプリント倶楽部はアキバは来訪記念になります)も設置するようになります。ゲーセンは、風営法の第8号営業に分類され、公安委員会の許可が必要です。事実上、警察の監視下に置かれることになっても、その数は増加しています。


100円玉やーい
  ちなみに「ゲームセンター」や「ゲーセン」は和製英語で、業界の方々はこの呼称を避けたがっています。何と呼んで欲しいのでしょうか? はい、「アミューズメント施設」(AM施設)と呼んで欲しいようです。「AMショー」はあっても「ゲーセンショー」はありません。そう呼んでと言い出したヒトは、セガの中山隼雄さんでした。パチンコ屋ライクなゲーセン屋呼ばわりは心外とのお気持ちは分かりますが、アキバで学生たちを見れば、「ゲーセン行こっ!」と会話しています。コークと呼ばなくなったコカコーラでありませんが、思うにならぬのは世の常なのでしょう。同情します。


  ゲーセン各社は、いつカジノが合法になっても対応できるべく、努力しています。ゲームの結果に応じて賞品を提供することは、厳密に法律を適用されれば“賭博行為”とみなされます。有名無実化していますが、貸し出したメダルなどを、営業所外に持ち出させたり、預り証などを発行することも禁止行為なんですね。「そこをなんとか」は、過去の判例などを参考にしてみましょう。ゲーセン業界だけでなく、風営法絡みのビジネスと警察の癒着を指摘する声は、江戸時代の十手持ちの社会から変化していないと解釈すべきでしょう。日本の社会は、公務員の権利である“許認可”に逆らうことを絶対に認めません。

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