2010年11月18日木曜日

日本蕎麦の上に女怪盗集団のアジトが

シュールな光景に鳩が落ちます
 日本蕎麦の「満留賀」は、何度も訪れています。現役店員時代は、「じゃんがら」「ラホール」「ベンガル」などに飽きると、仲の良い同僚と「そばにすんべえ」と通ったのです。味がどうたれを語る蕎麦店ではありません。味濃いものが多いアキバ生活をしていると、あっさりしたものを食べたくなる日があるんです。そんなとき、満留賀で“もりそば”を食べていました。当時から“おでんそば”はあった気がするのですが、現在の“ふかひれそば”はなかったと思います。まっ、フカヒレ自体は味がないに等しいですから、そばに合わないことはないと想像します。いつか、食べましょう。


 同僚はココの“カツ丼”がお気に入りでした。そば屋ってだし汁に困りませんから、コレを応用したカツ丼、親子丼、ラーメンって、結構いけるんです。「満留賀のカツ丼はあっさり味で、食べ飽きませんね」と話していました。親子丼も、“鳥つね”あたりと比較するものではありません。神田青果市場に出入りする業者たちの倉庫が周囲にあった蕎麦店なのです。丼片手に、箸でかっこむ食べ方をすることがお似合いなのです。で、現状ですが、あらら、写真にあるように満留賀の階上は、いつの間にか「B-cats」なるコンセプトカフェバーになっています。上下の乖離に驚嘆するというか、アキバに深みというか。


 いつ、こんな混沌模様になったのかと調べたら、B-cat'sは2010年8月1日に開店してたんですね。コンセプトは「ようこそ怪盗集団B-catsのアジトへ。」とのことで、「アジトにはどんな男性もメロメロにしてしまう女怪盗集団B-catsがいる」ようです。「Cats達は楽しいトークや笑顔を武器にあなたのハートを狙い打ちする」とか。「満留賀の上の店行った?」と、この手に詳しい知人店員に訊ねました。「ああ、1時間800円だかの1チャージ、1オーダー制の店ですね。オタクの世界じゃ、ちょっと知られた娘が店長ですが、行ったときはいませんでした」。人気のメイドの囲い込みって大変なのでしょうね。

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