2010年11月10日水曜日

千代田区お墨付きの株式会社

 千代田区副区長が代表取締役の非営利目的の株式会社が「秋葉原タウンマネジメント」です。本社は東西自由通路内にあります。で、同社の設立趣意書をご一読ください。ずらずらとアキバ概要史を述べていますが、奇妙なことに、「○○するために設立する」は、「(秋葉原)地域の魅力価値を高め、問題を解決する組織」と記載しているだけです。資本金6490万円で、1名の代表取締役の下に、7名の取締役、2名の監査役がいることも分かりますが、HPには社員数も財務諸表も未掲載。千代田区民は情報公開を求めるべきでは。


 事業計画を見ますと、非常に広範囲な事業をすることが分かります。交通治安維持事業、美観推進事業、施設・地区整備事業、観光促進・産業創出事業の4事業のもと、バスロータリーにあるオアシス@akibaの活用、地域パトロール、防犯カメラ設置支援、秋葉原PR、総合的な広告事業などをやっているようです。ところで千代田区には、「まちづくり推進部」という部署があり、まちづくり総務課、都市計画課、景観・地区計画担当課、地域まちづくり担当課、道路公園課、開発担当課、建築指導課があります。どうも、合理的ではないように感じます。


 その「秋葉原タウンマネジメント」が、「Akiba Smile プロジェクト」の一環としてバスロータリーに画像にあるような広告塔と設置しました。広告収入は上記事業に還元されて、結果的に設立趣旨に沿わせるようですが、あの場所に広告塔を設置できるのは、同社以外は不可能だと思います。住民・事業者・大学・NPO及び行政機関とのイコールパートナーとは、別の意味で考えたら怖さもあります。民間警察的な色合いも出そうと思えば出すことができるのですから。地域の公器が健全な組織であることを祈るばかりです。

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